「こんな棚が欲しかった!」リノベーションの収納事例 ①

[記事更新日]2020/04/07

あなたの部屋の状況はどうですか。洗濯物が部屋の隅にかさばっていませんか?読み終わった雑誌が散乱していませんか?
玄関はどうなっていますか。仕事用の靴とプライペート用の靴が入り乱れていませんか?全く履かなくなった靴が靴箱の中に眠っていませんか?

私は「この場所にもっと収納スペースがあったらいいのに・・・」と、常々考えながら生活しています。

ここではそんな不満を持った人たちがリノベーションを通じて、自分の欲しかった場所に、欲しかった収納スペースを創り上げたリノベーション事例の写真をご紹介していきます。

目次-contents-

リノベーション収納事例 ①リビングの収納

リビングは住まいの中で一番物が溢れる場所。

収納に収まりきらないものは部屋の隅に寄せられたり、テーブルの下に無理やり押し込めたりと、色々と手をつくしても溢れてくる、読み終わった後の雑誌や新聞、飾ったら可愛いと思って買った小物、憧れだったスピーカー。

リビングのどういう場所に、どういう形で、どれくらいの大きさの収納が欲しいのか。人それぞれの思いがあると思います。

それでは、そのそれぞれの人たちが思い描いて創り上げた、他には決して無い収納の数々をご覧いただきましょう。

リビングと寝室の間仕切りに、ものを共有できる収納

新たな収納を設ける際には、限られたスペースを有効活用するのが一番賢いやり方です。この事例では、寝室とリビングの間仕切りの機能だけの壁をつくるのでなく、一面に木製の棚を設置しました。

壁として使われるはずだったスペース+αで、テレビや本、雑誌にCDに小物、なんでも収納できるような棚をオーダーメイド。こんな大きな棚を普通に買ったら、どれくらいのお値段するのでしょうか?

しかも、大容量の収納ができただけでなく、ここに収納したものは向かいの寝室と共有することができます。
「ああ、スマホの充電器をリビングに置き忘れた。。。」なんてことも少なくなるはず!

建売新築ではまず存在しない、とても斬新な収納スペースの事例です。

壁一面を収納スペースに

この事例では壁一面に木製の棚を取り付けました。これももちろん、オーダーメイドです。少し見えにくいかもしれませんが、この棚は壁の天井近くにある梁の出っ張りに高さや形を合わせるように設計されています。その他にも、間仕切りやフローリングの色や質感を統一することで、部屋全体の統一感を出すデザインとなっています。

リノベーション収納事例 ②キッチンの収納

リビングの次に物であふれるのがキッチンではないでしょうか?最近ではスムージー専用のミルや、食パン専用のトースター。電気ケトルやコーヒードリッパーなどなど、1つの機能に特化した料理家電が数多くあり、オシャレなキッチンに憧れてウキウキで買ってみたは良いものの、結局置く場所に困ったりしますよね。。。

そんな収納がいくらあっても足りないキッチン。いつも家事をこなす奥様や、料理好きの旦那様が理想とするキッチン収納はどんなものなのでしょうか?

デットスペースを活かして、とにかく大容量の収納スペースを

限られたキッチンスペース。賃貸や建売住宅の場合では、すでに決められたスペースに、既製品の収納棚などを取り付ける位しか選択肢はないと思います。しかしリノベーションでは、これまでのライフスタイルや、自分の理想とするライフスタイルに合わせてキッチンスペースも創り上げることができます。

この事例ではキッチンスペースに、配管などが収納されているであろう梁と柱が出っ張っていました。そのデットスペースさえも有効的に活用し、正面に黒い大容量の収納棚、隣の棚は天井から吊り下げる形で圧迫感を軽減したオシャレなデザインに。そしてカウンターキッチンに続く食器棚には、お気に入りの食器を並べて、ディスプレイとして飾ることもできるようデザインしました。

必要なスペースに必要なだけのキッチン収納

こちらは単身の方や、ご夫婦でお住まい向けのキッチン。限られたスペースに必要最小限の収納を実現。一番目立つ洗い場後ろの食器棚は、背面の壁紙を木目調にすることで、その棚に配置した食器や調味料のガラス瓶、インテリアがより強調されます。
色々な季節の野菜を漬け込んだ自家製ピクルスなどを置いたら、とても映えるのではないでしょうか。

何かこの棚があるだけで、色々な料理を試してみたくなりますね!

まとめ

さて、今回はこの4例をご紹介させていただきましたが、これはほんの序の口です。建売住宅などでは必要最小限の収納スペースしか取り付けられていない場合や、必要以上に収納が用意されたものが多く、自分のライフスタイルに必要な収納は後から後から付け足していくのがこれまでの常識ではないでしょうか。
ホームセンターや家具屋に行っては「この棚は、うちのあのスペースに入るかな?」なんて考えて、結局寸法が合わずに諦める。。。そんな体験をしたことがある人は多いと思います。

しかし、収納はただ増やせばいいというわけではありません。ものが片付かないのは、いろんなものや選択肢が溢れかえっている現代社会の構造が病巣となっています。その中で自分がどのようなライフスタイルに憧れていて、自分にどのようなものが必要で、またどのようなものが必要でないのかを判断することが重要になってきます。

そのために、こういういろいろな人の理想の収納や住まいの事例を見ながら、「こういう収納欲しいな」「ここまで大きな棚は、いらないかな」といった形で考えを巡らせるといいのではないでしょうか。

この事例紹介シリーズもまだまだ続きます。みなさんの理想のライフスタイルを想像するきっかけになっていけば、幸いです。

「一番最適なウォークインクローゼットの寸法とは?」リノベーションの収納事例②


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